来月、地球は滅亡する——。 人類のほぼ全員が火星に移住し、 残った最後の人々もそろそろ火星へと移住する頃。 家族も友人も火星に渡り、地球で暇を持て余していた五十嵐は、 アパートの隣に住む森宮という女性に、お世話になった各地に御礼参りをする旅に誘われ、彼女の縁の地へ赴くことに。 これから消えゆく故郷を巡る旅の中で、五十嵐は次第に郷愁の念に駆られていき——。 『面接中はお静かに!』『とんだおせっかい』の横山陸渡が描く、 故郷と記憶を巡る、瑞々しくも優しくて切ないアポカリプス。
漫画家。2001年生。出身は熊本県合志市。現在は神奈川県在住。 好きな漫画家は岡崎京子、江口寿史、藤本タツキ、高野文子、こうの史代など。 趣味は映画鑑賞、散歩、水切り、タヌキ。 「好きな映画はたくさんあるけど、少し前に再上映していたスタジオジブリの『海がきこえる』はものすごく良かったです。」 X→@4580rikuto