雪がよく降る季節、キャベツを売る少年がやってきた。 母がキャベツを千切りにする。お店のよりも、太くて粗い。 ある日、夢を見た。キャベツから生まれる夢。 わたしは、キャベツから生まれたのだろうか。 できのわるいキャベツは捨てられる。 わたしは捨てられるキャベツ。わたしは……。 『ひらまつ服を着る』『エイリアンズ』のトヨヲカ37が描く 幼少期の切なさを描写する、静謐の回想録。
漫画家・イラストレーター。日本在住。 『イエティ』がビッグコミック&ビッグコミックオリジナル第12回青年漫画賞に入選。 X→@toyowoka37